【ケース:若手選手の成長を期待するサッカーチーム監督からのご相談】
サッカーチームの監督から若手選手の育成とチームのボトムアップのためにメンタルトレーニングを活用したいとのご相談がありました。監督は、チーム全体をより強く機能させるために若手選手が「自ら考える習慣」を身に付けることが必要であると分析していらっしゃいました。ハイレベルなチームでは1回のゲームだけで選手の評価が決まってしまうことがままあるので、ゲーム中の駆け引きや予測等の基礎となる、自ら考える力を習慣化させることがサッカー選手には必須であると話してくださいました。
☆期間・報酬
期間:3か月間(2週間に一度のペースで6回(90分/1回)) 各回4~7名の参加
報酬:198,000円(1月あたり66,000円。90分のメンタルトレーニングを全6回)
※当オフィスの概要やメンタルトレーニングに関する事前のご説明・打合せの時間に、料金は発生いたしません。
※メンタルトレーニングは6か月以上の契約期間を推奨していますが、このケースはシーズン終了までの期間を考え、3か月のメンタルトレーニングとなったものです。
ステップ | セッション | トレーニング・プログラムの内容等 |
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1回目 | 継続契約 | ・夏場に蓄積した疲労の回復や睡眠等の体調管理に役立つアロマやイメージトレーニングに関する知識を講座形式でご説明しました。 ・グループメンタルトレーニングとして各選手に自分のパフォーマンスの課題についてお伺いし、メンタルトレーナーが的確に質問等を重ね、課題の深度化、明確化を行いました。自ら考えること、他選手の課題を参考にすることを意図しています。 |
2回目 | 継続契約 | ・脳や神経を休める、身体の回復を促す等のため、睡眠の質が大切であるということを講座形式でお話いたしました。 ・講座形式のときにある選手が語った夢の話を全選手に広げ、ユング心理学の夢分析をベースに各選手が最近見た夢から自己探求、自己分析を進めることに挑戦して頂きました。 |
3回目 | 継続契約 | ・TAエゴグラムという心理分析の結果から、各々の性格傾向、得手・不得手、考え方のクセ等について自己探求、自己分析を進めて頂きました。 |
4回目 | 継続契約 | ・これまでに進めてきた自己探求、自己分析をベースにさらに自己理解を深めるため、メンタル面、スキル・フィジカル面の自分の強みと弱みを書き出し、今後の目標とその目標のため何をするのか等を考えて頂きました。 |
5回目 | 継続契約 | ・今シーズンも終盤を向かえ、チームのリーグ内順位、個人の成績等がほぼ固まった中で、モチベーションの保ち方、残りのシーズンをどう過ごすのかをテーマにメンタルトレーニングを行いました。 ・具体的には、今シーズンを終えた時にどんな自分になっていたいのかをメンタル面、スキル面、フィジカル面ごとに深掘りして考えて頂きました。 |
6回目 | 継続契約 | ・2週間後には今シーズンが終了するので、自分が目指すサッカー選手像から来シーズンに向けてどんな準備が必要なのか、来シーズンもチームへ貢献するために今シーズンに何をするのか等について探求して頂きました。 |
結果 | - | ・若手選手の中からレギュラーに定着あるいはゲームに途中出場する方が何名か出てきました。 ・自己探求、自己分析に関するメンタルトレーニングを継続することにより、各回の振り返りや意見を求められるシーンで自分の考えをしっかりと語れるように多くの選手がなったと思います。しかし、今後も考えることの習慣化を深め、ゲーム等で結果を出すことが来シーズンの課題です。 |
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