◆休職から復職への不安を軽くするために
長期間のストレスにより深酒・不眠・食欲不振が続き、心療内科で抑うつ状態と診断され休職となった30代男性の事例です。 休職3か月目に状態が安定し、復職リワークに通い始めましたが、「再発せず働き続けられるだろうか」という不安が強く残っていました。
そこで、復職後の安定した働き方を目指し、当オフィスのメンタルトレーニングを導入することになりました。
◆悩み:復職後の再発への不安
- 仕事に戻ったときにまた体調を崩すのではないか
- 新しい職場環境に適応できるか
- 以前のように複数の業務を同時進行できるか
- 不安や疲労で集中力が切れてしまうのではないか
こうした不安を軽くし、長く働き続けるための「再発防止の土台づくり」がテーマとなりました。
◆原因:心身の準備状態の乱れ
- 深酒・不眠・食欲不振など生活習慣の乱れ
- 新しい職場環境への不安
- 業務負荷が増えた際のレディネス不足(心身の準備状態)
◆解決プロセス:9か月のメンタルトレーニング
- 認知行動療法(復職前〜復職初期)
困難に向き合い乗り越えるための思考・行動の整理を学び、復職後の不安に効果がありました。
- 睡眠改善と身体回復のためのアロマ・イメージトレーニング
復職当初の「毎日出勤できる体力とメンタル」を維持するために導入。
- 職場での問題解決スキルの習得
認知行動療法のスキルを使い、職場で生じた問題の解決策を一つずつ試していきました。
- レディネスを整えるポジショニング
複数業務を同時進行する場面でも、安定した姿勢(絶対的安定姿勢)を使い、心身の準備状態を整えました。
- 行動・感情・ミッションのマネジメント
復職後に生じた課題を、自ら解決できるようになるためのスキルを習得。
◆結果:安定した働き方を取り戻す
- 復職前3か月+復職後6か月の計9か月間トレーニングを継続
- 6か月間、毎日出勤し仕事を続けられたことが大きな自信に
- 「今後も自分で困難を解決できる方法が見つけられる」と感じられるようになった
- その後は月1回のカウンセリングで心のメンテナンスを継続
◆取り組み内容のまとめ
| ステップ | セッション | トレーニング・プログラムの内容等 |
|---|---|---|
| 1回目 | ガイダンス | まずは当オフィスの概要や提供できるメンタルトレーニングに関する簡単なご説明等をさせて頂きました。講演会等の教材のレジメを用いて、メンタルトレーニングの基本と概要等についてレクチャーさせて頂きました。 ガイダンス後、今後メンタルトレーニングを実施するか、期限はいつまでにするか等、基本的な事項を男性とメンタルトレーナーとで協議した結果、メンタルトレーニングを受けてみることを男性はお決めになられました。 |
| 1月目 ~ 3月目 | 継続契約 | (復職前) 心理療法(カウンセリング)のひとつである認知行動療法を学んで頂きました。認知行動療法は、何か困難にぶつかったときに、それに向き合い、乗り越えていけるようなメンタルの力を育てる方法です。復職後に職場で感じた久しぶりの仕事への不安感や新しい職場環境に対応するために有効であったとの感想を男性から頂きました。 |
| 4月目 ~ 6月目 | 継続契約 | (復職当初) この期間は、職場に毎日、定刻に出勤できるメンタルや体力を維持することにメンタルトレーニングを活かしたいとのご要望が男性からありましたので、睡眠の質を向上するためのアロマセラピーや身体の回復を促すためのイメージトレーニングの体験等をして頂きました。また、認知行動療法のスキルを活用することによって、職場で生じた問題等の解決策を男性とメンタルトレーナーで考え、男性は職場で解決策をひとつずつ試されていきました。 |
| 7月目 ~ 9月目 | 継続契約 | (復職後) 復職後3か月が経過したこの頃から、男性の仕事もリハビリ的な軽微な作業から以前に担当していた業務の事務処理など、少しずつ仕事の負荷が増してきました。複数の仕事を同時進行しなくてはならない時などのこれまでと違った場面でも、いつもと同じように仕事に取り掛かれるよう、自分のレディネス(心身の準備状態)を整えるためのスキルであるポジショニング(絶対的安定姿勢。自分が一番安心、安定できる姿勢)を詳しく紹介させて頂き、職場で実行して頂きました。 また、この期間中も様々な課題や問題が男性に生じましたが、当オフィスのメンタルトレーニングで男性が習得しつつあった目標を達成するための行動・感情・ミッション(使命)のマネジメントに関する考え方やスキルを活用して、男性は自らこの課題等を解決していかれました。もちろん、メンタルトレーナーも要所要所で心理的サポートをさせて頂いておりました。 |
| 結果 | - | 男性は、復職前3か月間、復職後6か月間のメンタルトレーニングを継続なさりました。6か月間継続して会社に出勤し、仕事を続けられたことが大きな自信となり、「メンタルトレーニングを受けたことにより、今後も何とか自分で困難を解決できる方法が見つけられる」と思われたそうです。ただ、たまには弱音や悩み等を信頼できるメンタルトレーナー・心理カウンセラーに聴いてほしいとのお考えから、カウンセリングを1か月に一度程度の頻度で当オフィスにおいて受けたいとのご依頼を頂きました。 |
◆復職後の不安を軽くするために
復職は「元に戻る」だけでなく、新しい働き方を再構築するプロセスです。 この事例のように、
- 認知行動療法
- 睡眠改善
- イメージトレーニング
- ポジショニング
- 行動・感情・ミッションのマネジメント
を組み合わせることで、再発防止の土台を整え、安定した働き方を取り戻すことができます。
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