休職や復職に関する会社の規程を読んでみよう

今回は、予想もしていなかったうつ病等の病気の療養のため、病欠や休職をすることになってしまった会社員の方に向けて、会社のどんな規程を読んでおくと役に立ちそうかというお話をしたいと思います。

病欠や休職に至った当初は、病気の状況や治療等について意識が向くものですが、少し時間が経ってくると、「何時まで休めるのかな?」、「休職中に給料はでるのかな?」、「復職の手続きってどうなのかな?」などと疑問がわいて、それが心配事になってしまうことがあります。これらは、主治医や復職リワーク施設の守備範囲外です。

そんな時、次の規程を読んでおくと、だいぶ安心できるかもしれません。会社ごとに規程は異なると思いますが、参考までにご覧ください。

なお、これらの規程の定めがないケースもありますので、そんなときには会社の人事担当者等にお聴きするのがよろしいかと思います。

・就業規則
就業規則で確認するポイントは、①傷病欠勤の期間計算の方法、②病欠者・休職者の給料の支給方法、③休職を命ずることができる場合、④休職期間の年限となります。

・給料規程
就業規則の②で挙げた病欠者・休職者の給料の支給額、支給方法などについて詳しく定められています。

・職場復帰支援規程
メンタル不調等の問題により休職をした社員を対象に、円滑な職場復帰や復帰後の再発予防のための支援に関する規程です。休職中のケア、職場復帰前のリハビリ出勤、職場復帰の可否の決定等について定めていることが一般的です。

これらの規程を知ることで、病欠・休職中の不安や職場復帰への焦りなどが緩和されることもあろうかと思います。
当オフィスにも何かお役に立てることがあると思いますので、ご相談等ございましたら、ご連絡ください。

ホームへ