復職リワークって、どんなところ?

「復職リワーク」、「リワーク・デイケア」、「精神科デイケア」などと機関ごとに言い方は多少異なりますが、休職者等が職場復帰に関する社会生活機能の回復を目的として、個々人に適したプログラムに従って、他の参加メンバーと協力しながら治療やトレーニングを行うところです。医療機関の場合は健康保険や自立支援医療も適用されます。 

復職リワークでは、生活リズムの再獲得、体力の回復、対人関係の改善および仕事へのストレス耐性を高めること、自分の病状をコントロールすること、心理学的な手法を用いて自らをケアする方法などについて職場復帰プログラムとして学習します。具体的には、スポーツや工作・絵画などを他の参加メンバーと一緒に行うグループワークや認知行動療法、社会生活技能訓練等の心理的な手法を学ぶ専門化されたワークショップ形式の講座などが用意されています。 

担当スタッフとして、医師、看護師、心理士、精神保健福祉士、作業療法士などがサポートしてくれます。担当スタッフと相談の上、週2日午前中のみの参加くらいから始め、段階的に参加日数・参加時間を増やしていき、最終的には週5日丸々一日の参加を目指します。この間も担当スタッフと相談しながら、受講するプログラムを徐々に増やしていきます。 

復職リワークの参加期間は3か月から1年くらいと人それぞれで、自分の病状や職場の上司などと相談しながら、各々のペースで卒業していきます。 

ちょっとした休憩時間やお昼休みは、参加メンバー同士で談笑したり、ひとり音楽を聴いたり、数人で散歩に出かけたりと、職場や学校の休憩時間と同じような感じです。 

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